綾塚さんと私との対談@mixi


「空を見る人」コミュの「内暈(ハロ)、環水平アーク、これ何?」トピより

[245] 2007/07/09 16:33 NPC部長
沖縄です。変な暈がいっぱい出てるんですが、綾塚さん、あとで鑑定お願いします。
ほんとすごいです!
[247] 2007/07/09 18:06 綾塚
>NPC部長さん
うわ、うらやましいですねえ。写真楽しみにしてます。
[248] 2007/07/09 19:32 NPC部長
>>綾塚さん
問題の写真です。よろしくお願いします。

<左>16:36撮影。太陽高度35度。はじめは幻日と上部タンジェントアークかと思いましたが、どうやら違うみたいです。また、小さな暈も見えています。

<中>同じく16:36に撮影。太陽高度35度。暈が3重になっていました。

<右>比較用の画像です。同じカメラで、別の日に22度ハロを写したものです。
[250] 2007/07/09 21:28 綾塚
>NPC部長さん
おー。一番小さいのは 9度の暈ですね。
左右の明るい部分は18度の幻日…と
18度の暈もいくらか見えている感じでしょうか。
その外側がふつうの内暈(タンジェントアークも少々)ですね。
20度の暈もごくうっすらと見えているように思います。
[252] 2007/07/09 22:15 NPC部長
>>綾塚さん
どうもありがとうございます!
大きくプリントして部屋に飾りたいと思います。

私の日記「屈折」より

2007/07/10 00:41 NPC部長
今日は、太陽の周りが大変なことになっていた(写真)。昨日、「夏の巻雲はヘタレ」と愚痴った矢先に…。神様は何でもお見通しなんだなあ。



空を見る人のコミュで綾塚さんに鑑定してもらったところ、

・9度のハロ(太陽の周りの一番小さい輪)
・18度の幻日(太陽の左右の一番目立っているところ)
・18度のハロ(そこから上下にうっすらと伸びている輪)
・22度のハロ(いわゆる「内暈」、右の写真が見やすい)
・22度の上部タンジェントアーク(1枚目で、22度ハロの上にかぶさっているような形の筋)
・20度のハロ(1枚目で内暈の下にうっすらと見えている?)

が見えているという。とにかく、ものすごくラッキーだったらしい。でも、橋の上で1時間半も眺めてた俺って…。

(後略)
2007/07/10 01:03 綾塚
(前略)

20度の暈は、左の写真の内暈上部の下のあたりに加え、
右の写真で内暈の左側の内側の赤がずいぶんと太い感じのあたりとが
それらしきところです。
2007/07/10 03:43 NPC部長
>>綾塚さん
追加で見易そうなのを一枚アップしました。
あと、4時と8時の方向の部分だけやけに幅が広くなっていて幻日っぽい感じになっていたんですが、氷晶の加減で現れたものなのでしょうか?
2007/07/10 18:29 綾塚
そう、僕も8時の方向あたりは気になってました。
HaloSim(あれは便利ですよねー ^^)のシミュレーションのほうも拝見しましたが、
たぶん pylamidical crystal によるアークです。
このあたりになると本で確認しないとあやふやなので^^;、
後で確認します。
2007/07/10 22:17 NPC部長
>>綾塚さん
はい、よろしくお願いします。
HaloSimは便利ですが、日本語バージョンがないのが辛いです。まあ、慣れればなんとか使えますが。
2007/07/11 20:04 綾塚
確認しました。
24度のプレートアーク(plate arc, 幻日と同じような姿勢の
氷晶で見られるアーク)ですね。
上部タンジェントアークだろうと思っていた部分も
23度のプレートアークっぽいです。

# 上のコメントで、誤: pylamidical→正: pyramidal でした^^;
2007/07/11 22:24 NPC部長
>>綾塚さん
ありがとうございます。プレートアーク…初めて聞きました。
24度…?と思って、シミュレーションに内暈を重ねてみました(ここでは割愛)。すると、一番外の暈は24度のハロで、その内側の薄いのが22度のハロ、太陽の上方のごく薄いのが20度のハロ、ということでしょうか。
また、9度のハロの上端と下端の部分ですが、9度のタンジェントアークでOKですか?
2007/07/12 01:06 綾塚
強調処理などもして子細に見てみました。
24度のハロというのは無いようなので、
外側のは22度+23度のハロでしょうかね。
上のほうの薄いやつは20度のハロでよさそうです。
9度の上下はタンジェントアーク、でもよいのですが、
これも 9度のプレートアーク、とも言う呼び方もあります。

上下や左右だとそれぞれタンジェントアークや幻日という言い方が
まあしっくりきますが、
24度のやつのように半端な位置だとどちらか迷う、とか
人名系だとどれがどれやらよく判らない、というのもあってか、
フォーマルな(専門用語的な)言い方として最近は
氷晶の姿勢でハロ、プレートアーク、カラムアーク、
パリーアークと分けられています。
22度、46度に加えて 9度、18度あたりの
比較的メジャーな(笑)ものは
通常はそのまま幻日・タンジェントアークなどの
用語でよいかと思います。
2007/07/12 07:44 NPC部長
>>綾塚さん
「太陽からの贈りもの」を読むと、ピラミッド型氷晶については推測の域を脱していないようですが、今現在では解明されているのでしょうか?
9度、18度が「比較的メジャー」ですか。まだまだ奥が深いんですね^^;

(後略)
2007/07/12 13:03 綾塚
ピラミッド型氷晶およびそれが見せるハロなどについて
現在ではかなり詳しく判っています。
日本語の文献はないんですが、

"Atmospheric Halos"(Walter Tape)
(URL略)

"Atmospheric Halos and the Search for Angle X"
(Walter Tape, Jarmo Moilanen)
(URL略)

これらの本が役に立ちます。(両方とも筆者サイン入りで持ってます:-)。
後者(まだちゃんと全部は読んでいないんですが^^;)は特に、
珍しいハロを中心に扱った本です。

(後略)
2007/07/12 20:15 NPC部長
>>綾塚さん
いい本があるんですね〜。図書館に頼んで入れてもらおうかなあ。

(中略)

今回はどうもありがとうございました。

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